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「大阪エアバック訴訟レポート その1」

(作成:1997年5月28日 改訂:1997年7月18日)


(TEXT : 玉テク / E36 320i)
「大阪エアバック訴訟」

97年5月27日、お昼の全国ニュースです。
「自動車のエアバック不作動について、大阪でメーカを相手取り訴訟!」
運転ミスにより、道路脇の電柱に激突、エアバックが作動しなかった。
と言うことで、BMW社を相手取り、訴訟を起こしている。とのことでした。

そうです、その車は我らのBMWなのです。
ニュース映像では、クラッシュ後のBMWがしっかり映されており、 車種はE32−735(おそらく)、色はカシミアベージュ、 内装、開かなかったエアバックステアリングから、年式は93−94年式と思われ ました。

ドライバーは入院中と言うことで、首の骨を折り病院のベッドで1年以上も 寝たきりの状態で、フロントは明らかにエアバックが開いてよさそうな、 平面的な潰れ方をしています。
室内変形はほとんど無く、フロントガラスも残っているようでした。

以上、日本テレビでのニュース内容からの情報です。(同時にNHKでもやってた ようです)

さて、このニュースが気になる、BMWユーザ玉テクは、電話で調査を開始。

●某ディーラに電話:
「あの、大阪でのエアバック訴訟の件で・・・・・」 (玉)
「知りませんでした。」「早速調べて見てみます」 (担当)
で、こちらからの情報を、細かくお伝えして、「ありがとうございました」って感 じでした。

●BMW JAPAN:
(同様に質問)
「お昼のNHKの報道の件ですね」「一般の方ですか、報道関係の方ですか?」( 担当)
「一般のBMWユーザです。」(玉)
「BMW AGで、これから調査に入ります。」(担当)
「事故の責任に於いては、シートベルト未装着のドライバーにあります。」
「一般道ですから、シートベルトは法律で必須です。」

「いや、損害賠償の問題でなく、同じステアリングの車にのる、ユーザとして不安 ですが・・・」(玉)
「はい、機械的な部分についても、今後裁判で明らかにされます。」(担当)
「それをお待ち願いますでしょうか。」

「それでは、何らかの回答が、ユーザに今後なされますか?」(玉)
「はい、JAPANからも、ユーザのみなさまになんらかの通達はさせていただく ことになります。」(担当)
「ありがとうございました。では、それをお待ちします。」(玉)

電話での問い合わせでは、以上のような回答でした。
ちなみに、作動する設計値外であったのか、それとも機械的不良が発生したのか、 我々ユーザには全く分かりませんが、直接映像で映し出された、ステアリングと同 じ車に乗る1人して、どうしても、あのステアリングが気になります。
4スポーク、センターパット部のBMWマークは、カラープレート無しの、シボ加 工のものです。フルサイズのエアバック初期のステアリングですね。
さらに、映像では、ホーンマークがシールで貼られたものでした。

さて、みなさんは安全運転の為、シートベルトはしっかり締められますよね。
その上の、安全を要求する、ユーザとして、今回の件しっかり追いかけて行きたい と思います。

(つづく)
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