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第232話 「ステアリングボスの交換検討」

(作成:2007年10月7日 改訂:2007年10月8日)

(TEXT & PHOTO : 中橋 / E90-320si & MINI Cooper Convertible)
(Special Thanks : レーサー伊藤さん / E39-M5)


念願のロールケージ導入で浮かれ気分ですが、さすがに乗り降りは大変です。
ってことで、少しでも乗り降りを改善できるようステアリングボスを見直すことにしました。

話としては
第155話 「WTCCルックへ〜ステアリングホイールの交換検討」
第156話 「WTCCルックへ〜ステアリングホイールの交換完了!」
の続編になります。

その前にお手本のWTCCマシンがどうなっているのか調べてみました。

 BMW

ステアリングのシャフト周りは超シンプル。

 BMW

この黄色い部分を引っ張ると取れる、というシンプルな作りです。
ステアリングには大量にボタンがついているのですがケーブルなどが
目立つことなくすべてステアリングの軸の内側で接続されるようです。

 BMW

すさまじくシンプルに見えますが、実は凝ってる、というのがWTCCマシンの
ステアリング周りです。

 BMW

こちらはちょっと参考になりませんが、アレッサンドロ・ザナルディの
ステアリング周り。
手だけですべての動作が可能になるため非常に複雑な構造になっています。

 BMW

ステアリングをはずすとこんな感じです。
機能美を感じさせますねぇ。

 BMW

はずしたステアリングはザナルディスペシャル!な雰囲気プンプンです。


さて、お手本を研究したものの、実車はステアリングを完全に脱着可能なシステム。
うちのエスアイには既にステアリング周りにスイッチが複数箇所取り付けられており、
取り外すのは現実的でない・・・ということが一目瞭然でした。

 BMW

いい雰囲気で取り外し可能な製品↑はあるんですけどねぇ。

さて、どうするかなぁと悩んでいたところ、
こら〜れにて、レーサー伊藤さんとたまたまお話する機会があって、

 BMW
 (かの有名なレーサー伊藤号/ E39-M5)

そこで偶然にもお古のチルトアップ型ステアリングボスを
ゆずっていただくことになりました!
なんてタイムリーなっ!
本当に感謝ですっm(_ _)m

 BMW

ステアリングにボタン多用している僕のエスアイにはチルトアップ型の
ボスこそぴったりじゃないですか!
う〜ん、すばらしすぎるっ。

で、この製品ですが、 「ナイトペイジャー / ロングボススペーサーGTC」 の中期型でした。
初期型と違って、ステアリングを元に戻すときにアクション不要に改善されたものです。

 BMW

ちなみに現在の最新型↑「WORKS BELL / ラフィックスGTC」に バージョンアップしており、
さらにガタを少なくするためにボールロックシステムが採用され、
さらに2ステップロックによりさらに安全性が高まっているようです。
これから買う人はこちらの製品がオススメです。
レーサー伊藤さんもこちらに乗り換えていました。
なので旧型があまっていたんですね。

このチルトアップするステアリングボスの製品説明によれば、
ナイトペイジャー / ロングボススペーサーGTC
乗り降り楽々!ステアリングが跳ね上がる
ボスとステアリングの間に挟み込んでステアリングの位置を延長しベストな
ドライビングポジションを確保するのがこのロングボススペーサーです。
この「ラフィックスGTC」はステアリングが跳ね上がり、
フルバケ装着などで車の乗り降りが辛い方にお勧めの商品です。
製品上にセットされたレバーを引くとバネがステアリングを跳ね上げます。
強度や安全性も高く、いろいろなジャンルの車に使用されています。
日本のトップカテゴリーレース車輌にも本製品が使われております。
このGTCは日本のトップカテゴリーレースにも使用されている実績のある商品です。
また、ストリートでの使用も考慮しホーンボタンも使用可能!
ストリートからサーキット、レースまで幅広いジャンルに対応致します

と、なんだかいいこと尽くめだし、僕の求めているものにぴったりな気がします。
さっそく、次回取り付けですっ!


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