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第29話 「チェックコントロール・パネル表示の復活方法」

(作成:2001年8月7日 改訂:2001年8月30日)

(TEXT & PHOTO : 玉テク / E36 325i IDING 3.0 )

ほとんどのE36で見られる、チェックコントロールの文字欠けですが、 もうずーっと、気にしない様にしてほったらかし。。
しかし、最近の暑さで気温計を見たいことしばし、、しかし全く文字見えないジャン(汗)。
ってことで、半ば諦めていたんですが、思い切って分解修理に挑戦してみました。

で、結果はもう「バッチグー!」です。
ご紹介する方法が、完全といえるか分かりませんが、きっと恐らく多くの方は これからご紹介する方法で改善すると思います。
全然難しくありませんので、是非みなさんトライして見てください。
注意点は特に液晶などを壊さないように慎重にやってください。
またいつものことですが、ご自身の責任での作業となります。



1.パネルの取り外し

これは簡単。単にはめ込みですので、写真の様に下部の小物入れ側から、 中央に空いている穴に手を入れ、持ち上げるようにしながら手前に引けば外れます。

チェックコントロール


2.コネクターの取り外し

コネクターを取り外しますが、これが結構お金かけたコネクターで、 一見して外し方が分からないかもしれません。
写真で分かるようにストッパー 機構が90度回転する様になってますので、寝かす方向へ動かしてください。

チェックコントロール


3.本体の分解

本体背面のカバーを外します。これはマイナスドライバで、4箇所を押さえて いけば簡単にはずれます。

チェックコントロール


4.液晶パネルの取り外し

本体前部の液晶を、本体から抜き出します。
本体とは横2箇所のツメで止まっているだけです。
ツメが外れた後、写真の様に抜き出すまでにちょっと引っ掛かりがあるかもしれませんが、 結線に注意して引き出して下さい。

チェックコントロール


5.液晶の文字欠け

ちょっと通電してみました。
液晶がかなり欠けていますが、写真の様に親指で液晶下部を押さえると一部表示が復活します。

チェックコントロール

チェックコントロール


6.液晶の結線(ここが問題個所)

液晶は、ペラペラなフラットケーブル(というのかな?)で結線されています。
どうやら、文字欠けの原因はこの結線に原因がありそうです。
また説明では省略しましたが、液晶に黒い枠がついているので、その枠の 装着圧力により結線部の接触が確保されている感じです。

チェックコントロール


7.ビニールテープで修理

さて、問題個所に少し圧力をかけてやる為に、ビニールテープで試してみました。
ビニールテープは液晶の幅に合わせて切り、3つに折り込んで補足します。
接着面は内側に折り込んでしまいます。あまりキレイに折り込むと厚さが確保できませんので、 割とラフに折り、手で平らに潰さないようにしておくのが良いでしょう。
そして、補足したビニールテープを液晶の結線部分に挟み込み、液晶の黒枠を装着します。

チェックコントロール

チェックコントロール


8.テスト

さあどうでしょう。
コネクターを繋いで確認してみてください。
部分的に未だ欠けた部分がありましたら、その付近だけもう少し挟み込む テープを加えるとうまく行きます。


9.装着

装着は分解の手順の逆ですが、液晶バックライト用の電球が4つあります。
その電球の玉切れがないかチェックしておいてください。
また、センターコンソールに装着するときのねじれでも、状態が悪くなること がありますので、慎重に入れて下さい。
あとは、時計がリセットされていますので、セットします。

どうですか??復活しましたでしょうか?


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