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第10話 「Z3試乗記 ―パート2− 空想編」

(作成:1997年3月22日 改訂:1997年7月12日)

(TEXT :O−chan / E36-318is)
Z3でのドライブって、想像しただけでワクワクしますね。
私だったらどんな風に使うのかなぁ?
だって、だってオープンカーでしょ!
それもBMWの。(ウヒョー)
正直、ちょっと想像できませんねぇ。

しかし、センスのいい高級な使い方はダメでも、峠での走りなら 想像しようと思えば……なんとかなります。(ホントか?)
空想と現実は必ずギャップがあるけど、きっと次のような感じなのだろう。
よーし!それでは空想してみましょう。
題して『Z3で疾る』です。
(カッコイイ!)

……途中いい景色が現れたら、すかさず路肩に車を止め、 そのまま車から降りずにタバコに火をつける。
そして頭上に広がる大地に煙は吸い込まれていく。

…『最近どうもクセになってしまったようだ』

一本吸い終わると再び走り出す。
1,2速だけはエンジンを回し、その加速と快音に酔う。
スピードがのってくればあとは長い直線が現れない限り3速で進む。

タイトなブラインドコーナーが迫るとヒール&トゥで2速に落とし、 コーナーに侵入。しっかり減速する。
クリップをすぎたあたりから徐々にアクセルを入れはじめ、 車が出口を向き、前方の安全が確認されたところで全開だ。
そのままレッドゾーン手前まで回して、丁寧に3速にシフトアップ。

…『エンジンの息づかいが手に取るように分かるぜ』

前を走るファミリーカーが親切に道を譲ってくれると、抜かし際で 軽く2回クラクションを鳴らし、前に出たところで手を挙げてお礼をする。
こんな時オープンカーは便利だ。

逆に速い車が後方に迫ってきたら、安全な長めの直線で 左ウインカーを出してブレーキング。
こうすればたいていの車は追い抜いていくはずだ。

…『峠では、抜かすよりも抜かされる方が神経を使うぜ』

Z3はバトルする車じゃない。大人のオープンカーだ!
『あ、Z3だ!いいなぁ』と思わせるような走りが必要だ。

スポーツドライビングとは他車と競争することじゃない。
スポーツドライビングとは自分の感性を満足させる走りだ。
Z3は理想のスポーツドライビングを提供してくれるだろう。

一つ問う。Z3は何のために存在する?
今一つ問う。なぜオープンである必要がある?

…その答えを見つける為に、俺はいつまでも走り続けた。
(完)

うひょぉぉぉぉー!!! カッコイイぜぇぇぇぇぇ!
いつか、私もそんな走りがしたいものです。
さぁ、次回なんですけど、
『慣らし運転の話が聞きたい!』という希望者が多いので、 期待に応えて『慣らし運転物語』いっちゃいます。
お楽しみに! O−chanでした。

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