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第25話 「箱根の安全な走り方」

(作成:1997年5月22日 改訂:1997年7月12日)

(TEXT :O−chan / E36-318is)
最近箱根の話題が多いので、今回は箱根の安全な走り方を 伝授しましょう。
特に峠攻め初心者の方はよく読んで下さい。
安全運転の為にルールを守って走行しましょう。

★コース紹介
設定コースは芦ノ湖スカイラインのヤギさんコーナーから スタートして、そのまま箱根スカイラインに合流。
最初のパーキングでUターンしてヤギさんコーナーに戻ります。
2速中心のテクニカルコースです。ブラインドコーナー多数あり。
特に下りで3速全開からハードブレーキングで突っ込むコーナーが 数カ所あります。予想以上にRがきつく有名な事故ポイントです。
突っ込みすぎてアンダー出したら一発です。
安全に全開で走る為に早くコースを覚えましょう。

天気予報を見る。
雨の日はパスしましょう。

★前日は早く寝る。
睡眠不足は事故を招きます。帰路の渋滞で眠くならないように 注意しましょう。

★走る時間帯を選ぶ。
早朝を基本とする。特に日曜日の朝7時から9時までが最適。
これより遅いと観光客がやってくるので混雑してしまいます。
有名なポルシェ軍団(993カレラRS数台)もこの時間に出没します。

過去に遭遇したスーパーカーは数え切れません。
ポルシェ、フェラーリは当たり前。
私が乗せてもらった車にはF355スパイダー(ディーラー物1号車)、 テスタロッサ、993RSのクラブスポーツ、カレラスピードスター、 国産ではフルチューンGT−R等があります。
ちなみに私が体験した箱根最速車は、加速ではフルチューンGT−R。
コーナリングスピードとブレーキは993RSクラブスポーツです。
豪快さはマフラーチューンのテスタロッサです。
一方ディアブロ、カウンタック、フォードGT40,ディーノ、 エスプリ、エリーゼ、ザウルスといった珍しい車も来てます。

★路面チェックと慣熟走行。
まず最初に路面チェックを兼ねて慣熟走行します。
初心者の方はゆっくり走ってコースを覚えましょう。
前日が雨だったときは特に注意しましょう。

速い車に道を譲る。
ぴったり張り付くようでしたら素直に道を譲りましょう。
できるだけ長めの直線で抜いてもらいましょう。
合図は左ウインカーもしくはハザードランプを点灯させて、 軽くブレーキを踏みましょう。
相手は間違いなく抜かしていくでしょう。
もちろんすぐに追いかけて見ましょう。
相手の車種、パワー、ライン取り…少しでも情報をインプット。
冷静に分析して自分と比較してみます。
特に参考になるのがパワーの無い車です。
速いユーノスロードスターの走りは参考になります。

遅い車を抜かす。
前の車が遅い時は……基本的に諦めます。
なぜなら私たちの車はBMWなのです。
BMWに後ろから煽られたら誰だって焦ります。
分かってる人なら素直に道を譲ってくれるでしょう。

譲ることを知らない人はムキになって攻める傾向があります。
それでも煽ってしまうと……前車が勝手に自爆する可能性があります。
自分さえ煽らなければ…なんて後悔するなら最初からやめればいいのです。
普通に車間を詰めて、譲ってくれなければ諦めましょう。

箱根の礼儀
バトル後はなるべく挨拶をしましょう。
車好きなら意気投合するはずです。
その時、ぜひチューニングポイントを聞いておきましょう。
そして自分自身のデータベースにインプットします。
車種、パワー、チューンからレベルを判断します。
データベースに情報が貯まってくると、 いろいろ分かって楽しさ倍増です。

注意事項
ファミリーカーはぜったい煽らないこと。
一周したら必ずクールダウンしましょう。
自分の腕を過信しないこと。
助手席に人を乗せる時は8割のペースに押さえましょう。
カッコつける必要はありません。
それで事故ったらどうするの??
そんなことより、初心者には車の挙動とか、コースとか、 難所とかを教えながら走りましょう。
うまい人を乗せたら、冷静に自分の運転をチェックしてもらいましょう。

最後に
競争ではないので、バトルで熱くならないようにしましょう。
勝った負けた…ではありません。
自分の運転技術の向上を目指し、なにより運転する喜び、BMWを走らせる 楽しさを味わいましょう。
ゆっくり派の方でもきっと楽しめます。保証します。
さぁ、みんなで箱根ドライブに行きましょう。

(終わり)
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