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第3話 「購入物語その2:日本での再会から購入まで」

(作成:1997年7月20日 改訂:1997年7月24日)

(TEXT : たく / E36-318ti)
オランダから1年ぶりに日本に帰国し,同時に東京から新潟に転勤になりました.
当時私は独身でしたので引越しも楽に済ませ,いよいよ車の購入の検討開始です.
ヨーロッパでの出会いからBMW318tiコンパクトは有力な候補となっていましたが, ドイツ本国から遠く離れた日本で,しかも地方都市で購入し,維持してゆくには 少しだけ不安もありました.
日本で車を所有した経験はそれまでなかったので,なおさらです.

なにげなく新聞を開くと.
ありました.
地元にBMWの正規ディーラーの営業所が.今思うと,これが購入を決定付けた 大きな動機です.
近くにディーラーがあるのとないのとでは,購入後のメンテナンスなどで安心感が 大違いです.
(実際,今も足繁くディーラーに通い,大変お世話になっています.)
さっそく,ディーラーに出向きました.

オランダのオートショーで見たのと同じコンパクトがそこにはいました.
後ろが短いけれど,ちゃんと3シリーズの顔をしています.
(当たり前か)
試乗してみて「剛性が十分高く,コーナーも気持ちいい.エンジンもよく回るし, 車両感覚もつかみやすい.」なんて思う余裕はありませんでした.
実はこのとき,右ハンドル,左側通行が恐かったのです.
なにせ日本ではほとんどペーパードライバーだった上に, ヨーロッパでは猿のようにドライブしていましたから.
ただ,ウインカーとワイパーの位置は違和感がまったくなかったです.
冗談はさておいて,実際運転しやすく,シンプルな装備が気に入ったというのが 第1印象です.
後部ドアがないのは,一人乗車が多い私には歓迎できる点だったし,ハッチバック も便利そうです.
後ろのスタイルは良くも悪くもコンパクトの個性だと思えてきました.

1995年4月当時,318tiは発売間もない頃で,現在とは装備などが若干異なって いました.
ご記憶の方も多いと思いますが,基本バージョンの「318tiコンパクト」と, アルミホイール,サンルーフ,フォグランプなどいくつかのオプションが最初から セットになった「318tiコンパクトプラス」がありました.

数日後に,特に迷いもなくモントリオールブルーのコンパクトプラスを契約し, ほどなく納車されました.
オーナーになった感慨は,納車時よりも,その後運転していてじわじわとわいて きました.
もちろん2年経った今でもそうです.

次回以降は,納車後のことを順不同で書こうと思います.

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