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第17話 「チビ太郎登場」

(作成:1998年1月20日 改訂:1999年8月2日)

(TEXT : やまそうカンパニー / E32-750i)
みなさん、ご無沙汰しています。メンテ9、やまそうカンパニ−です。
今回は、太郎に兄弟ができたので、ご紹介します。


1. 同居人、一念発起する。

うちの同居人は、車屋の娘です。義理の父親は、○○技研が、まだ、町工場に毛が 生えた状態のころから奉公し、一筋に車を作ってきました。そんなわけで、同居人 が生まれたころには、すでに当時めずらしかった、四輪車が浜松の自宅にあったわけです。
したがって、同居人は女性にしては、車の名前などはよく知っており、車に「乗っけてもらう。 (=後ろの席で眠る)」のは、大好きです。
ところが、ご存じのように、私の家は、電車の駅からは遠く、車なしでは買い物もまま ならない陸の孤島です。そこでやむなく、同居人も一念発起して免許を取ったわけですが、 初めて運転する車が、太郎1号、すなわち、「750IL」だったのです。


2. 同居人の嘆き

以来、雨の日も風の日も、同居人は、750ILならびに、750Iを「あし」として 利用し、苦節9年!
その間、同居人が運転している間に壊れたことは無いのですが、「あそこの駐車場は停まれない」 「あそこのタワ−パ−キングは30分並んだけど、順番が来たらおしりがはみでて、 入れなかった。」「あそこの路地は狭くてどうしても曲がれない」「あそこの道は、 トラックがよく来るけど、すれ違えない」「風の強い日は車庫を開けるのが怖い」「雪の日は なんだかエンジンが変だ(トラクションコントロ−ルが働きまくるため。同居人はがんがん アクセルを踏み込むタイプです)」など、人の顔を見ると嘆きまくっていました。
そして、ついに、「ちんまくて、ぶつかっても壊れなくて、燃費がいい、BMWを買って くれないと死ぬ」と言い出しました。


3. Z3にするか、コンパクトにするか

同居人の要望に合致するBMWといえば、Z3かコンパクトしかありません。
わたしとしては、Z3のペパ−ミントグリ−ンなんか、いいなあと思ったのですが、 同居人はマニュアルが運転できないのです。(これは一生の不覚であった!!!!)
オ−トマのZ3は、ちょっといただけないです。よって、コンパクトに決定。色は同居人 専用車なので、ワインレッドのメタリックです。


4. 運転してみた。

で、納車されたので、早々に運転してみました。
ハンドリングは、小回りが効きます。特に、ボディがちんまいので、気が楽。
回頭性は、よい。でも、何かが足りない。そう、力が無いのです。上まで回せばそれなりですが、 まあ、わき上がるようなパワ−を期待する方が無理かな。
でも、同居人は嬉々として運転しまくっています。曰く「運転が楽しいものだと生まれて 初めて知った」ですと。
今度、BMWドライビングスク−ルへほうりこんでやろっと。


5. スタッドレスの喜び

「ちび太郎」が来たために、「太郎」はわたししか運転しないこととなりました。
そこで、何の関係もないのですが、スタッドレスを購入しました。
スタッドレスは、以前、いくつか履いてみたことはあるのですが、今度のは、圧倒的によくって、 お勧めです。
それは、「ミシュラン ダブルエッジ」。これは、ブレ−キの効きも素晴らしい(乾燥路面 とあまり変わらないと言ったら大げさでしょうか。)、新雪への食いつきもグッド、おまけに、 見た目がスタッドレスぽくなくてスマ−トです。
音もしずか。燃費も悪くならない(これ以上、悪くなりようがないか…)
結構な坂も、グゴグゴとトラクションコントロ−ルを効かせながら登っていってしまうのに はびっくり。15センチ位の新雪のなかも、ホイホイと走ってしまいます。
5万円も出してイエッティスノ−ネットを買ってあるのですが、もう、いらないですね。
これで、厳冬の川場にもいけるかな?
あまりの、スタッドレスの進化に感動したので、「ちび太郎」にも、同じタイヤを買ってやりました。
おかげで、同居人もご満悦で、先週・今週の大雪にもめげずに、走り回っています。めでたしめでたし。


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