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第4話 「衝突実験の後始末」

(作成:1997年4月29日 改訂:1997年7月12日)

(TEXT : やまそうカンパニー / E32-750i)
1.修理手配
事故の後、ディ−ラ−へ電話したところ「すぐトラポンを送ります 」とのことでした。30分ほどでトラポン到着。めり込んだ壁から 太郎1号を引っ張り出し、またまた、太郎はトラポン上の人となり ました。

ディ−ラ−の工場長は板金の方の専門で、フレ−ム修正器で完全に 修正する自信があるとのことでしたが、これだけ変形してしまうと いろいろ不都合が出てくるのは必至と考えたので、まずホワイトボ ディ乗せかえでの見積もりをお願いしました。
するとフレ−ム修正で500万円弱、ボディのせかえで700万円 弱の見積もりが出てきました。

さて、こうなると修理するべきか、買い換えるべきか悩むところで す。結局、もう4年間6万キロ乗っており、750の初期タイプで あるため今後もいろいろの不都合箇所が発生するし、どう考えても 完全に直るとは思えなかったので、買い換えることとしました。

2.修理断念・売却
太郎1号は通称「ニコイチ屋さん」に売却しました。「ニコイチ屋 さん」ではフレ−ム修正し板金塗装してまた再生車として世に送り 出してくれるとのことでしたので、太郎1号も今はどこかで元気に 走っているかもしれません。込み込みで1500万円の車が30万 円というのも複雑な気持ちでしたが、再生されるのであれば、解体 屋さんに売却してバラバラにされるよりよいかなと思い、納得しま した。

3.太郎2号ゲット
そんなわけで、太郎1号を失った私は、次の車を探すこととなりま した。むち打ちで回らない首を両手で支えて、思案しました。
本当はM3かM5をゲットしたいのですが、諸般の事情から「オ− トマ」であることが第1条件でした。
「オ−トマ」で「パワフル」で「広く」て「コンパクト」で、さら になんと言っても、「パッシブセイフティじゃ」という思いがあり、 いっそMBのE500にしようかと思ったとき、ディ−ラ−セ−ル スの「750のショ−トボディがありまっせ」とのささやき。
早速、試乗してみると、とり回しはよいし、太郎1号より軽い分だ け、パワフルなのです。
やはりE500のV8のシュルシュルという回りかたよりも12本 のシリンダ−がワイワイガヤガヤ回っている(実際、結構アイドリ ング時に身震いします。)方がメカっぽくて私は好きです。
結局、また750にしてしまいました。

4.衝突実験その他
実は、最近、必要に迫られて、318のコンパクトの追加購入を検 討しています。そこで、ディ−ラ−の親しいフロントの方に3シリ −ズのパッシブセイフティはど−なのと聞いてみました。

すると7と変わらない。との返事でした。実際、先日、サ−キット 走行でひっくり返ったノ−マルボディの(ゲ−ジも入っていない) M3がぐちゃぐちゃになって入庫してましたが、乗ってた人は無傷 でM3自身も400万円位かけてきれいに直って帰っていきました。 BMWはボディの大きさに関わらずすごいなあと思っています。

さて、次回からは、12気筒の日常メンテの喜びと悲しみについて 事例を追ってご説明してゆきたいと思います。

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