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第13話 「R80復活への1ヵ月−復活への第2週−」

(作成:1999年7月29日 改訂:1999年7月30日)

(TEXT : さし / R80 )

前の週、タンク内の大規模な錆取りを行なった後、タンク錆取り&コーティング剤を タンク内に入れて漬けときました。
薬を抜いて再び流水で流してみるとあら不思議。
残っていた錆達も随分取れました。GOOD!
再びヘアドライヤーで強制乾燥。
タンクのストレーナー新品を取り付け、タンクはこれで終了。

次にフレームの錆チェック。
簡単に取れる部品は取り去って著しく錆びている部分は、錆を落としたあとシャシーブラックで塗装していきます。

さらに新品のバッテリーを買ってきました。
さて、これで動くかといえば、さにあらず。
そうです。キャブです。

燃料コックがあんなにドロドロだったのですからキャブの中が無事なわけはありません。
R80のキャブは水平対抗ゆえに両側に突き出ており、非常に簡単にばらせます。
しかし知識がない。しかし、ここでビートル乗りの友人O氏大活躍です。
ということでまず分解。そこには!見るも無残な光景が広がっていました。

オリフィスというオリフィスはヘドロまたは緑青でふさがっており、フロートは茶色に変色しています。
どう見てもちょっとやそっとでは治りそうにありません。
とにかくばらせるところは全部ばらし、片っ端からキャブクリーナー液に漬け、一つ一つブラシで磨いていきます。
穴が塞がっているところは針金で突いて、さらにエアで飛ばします。
Oリング類はすべて駄目になっているので全交換。フロートチャンバーのパッキンも交換です。
フロートニードルは見た感じ問題なさそうなので再利用。
洗浄を終え、全てを組み直した後、恐る恐るタンクのコックを開きました。

ちょっと煙草を吸いに行って(近くで吸えるわけもありません)戻ってくると! あららガソリンじゃじゃ漏れじゃあ〜りませんか!
キャブのオーバーフローらしい。

とっくにあたりは暗くなりもう一度ばらす根性も無いことから、無念とはいえタンクのコックを 閉めバイクをしまいました。

畜生!来週こそはエンジンをかけてやる!
そう誓い、第2週目は終りました。

つづく♪


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