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第71話 「新しいクツ」

(作成:2002年3月4日 改訂:2002年3月6日)

(TEXT & PHOTO : なりきんボブ / E39 540i)


先日、無事に次の方に嫁いでいった我がBBS。
その方のE39はMスポーツだったのですが、格好よかった・・・・・・。
後姿を見送っていて、つくづく思いました。
やっぱり履いていたほうがよかったかな。。。なんて思ったりして (T_T)/~~~
見比べちゃうと、ノーマルのままって見た目が寂しい。。。

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さて、BBSがいなくなって、そのままでいる訳にはいきません(車好きの悲しい性ですな・・・・・・)。
当然サイズは19インチ。
長年(とは言っても2週間くらいですが・・・・・・)温めていた「ブレイトン仕様」計画のスタートです。
まずはホイールの選択。

最近は「ビジョン」なるものが発売になりましたが、個人的に以前から気になっていたのはタイプV、 通称「マジック」です(ビンボーなので3ピースの「マジック」は手が出ませんでした)。
何がビビッときたかといいますと、あのリム!
1ピースであれだけ深いリムのホイールはほかにはないのではないか!?と思っております。
自分の年齢を考えると普通のシルバーポリッシュでも良いのかもしれませんが、あえてここで狙いたいのは SMC(簡単に言うと、メッキですね)です。
チューナー物のホイールだったらエアロを組まないと様にならないが、SMCだったらそのままで車高を 落とせば「L.A.ラグジュアリー」のようになるはず。
そう思ってSMCの購入を考えていたのですが・・・・・・なんと橋本コーポレーションでは19インチで SMCは扱っていないとのこと。
SMCで行くなら18インチしかないのか?でも、一度19をはいたら18には戻れない。。。
そうだ!L.A.ラグジュアリーの本場のアメリカはどうなんだろう!?
そう思い、アメリカでブレイトンを扱っているショップをネットで探しましたが意外にもそんなに多くの ショップを見つけることは出来ませんでした。
しかーし!日本でも19インチでSMCを扱っているところを見つけたのです!
当然、私がとる道は即・オーダー!(ちょっとびびりが入って念のために見積もりは取りましたが。。。)

そして待つこと数日後。
やってまいりました!佐川急便の手によってブレイトン様が!!!
仕事場に送ってもらいましたが、まずは開封!
う〜ん、ホイールが怪しく輝いてますっ!
リムも深いぞ♪

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早く装着をしたいところですが、まずは仕事が終わるまで我慢我慢。。。
そのホイールを見ていた同僚が一言。

「これは本当のメッキじゃないね!?」
「はうっ!?」

なぜ彼がそんなことを言ったかといいますと、本来メッキとは、メッキにかけるものを「水槽のようなところに メッキの材料?液体が入った中」に入れ、電流を流してくっつかせる工法のこと。
これはおそらく「なんちゃってメッキ」ではないか、というのです。
というのも本来アルミやプラスチックの様な素材にはメッキの加工が出来ない。
街で見るグリルやミラーカバーのメッキなどは「メッキ風に仕上がる塗料」をスプレーして仕上げているだけ だというのです。
おそらくこれも、その工法ではないか、というのですが・・・・・・。

確かに言われてみるとホイールの細かい部分は完全にメッキが施されていません。
ボルトの穴のあたりや、スポークの隙間には中途半端にメッキが施されてなんだか赤黒くなっている 部分が・・・・・・。

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ま、まずはぱっと見では目立たないので気にしないことにします。 
大雑把な性格でよかった・・・・・・。(^^ゞ

ちなみにほぼ同時期に私の職場の同僚もロリンザーのLM−5のメッキを探していました。
彼も私と同様アメリカからの入手を考えていたのですが、とある事情通の方から恐ろしい?話を 聞きました。
その方はアメリカから車両やパーツの輸入・販売を行っているのですが、
 1.俺もアメリカからロリンザーを持ってこれる
 2.メッキだって入手できる
 3.でもコピーかもしれない
 4.ホイールの裏の刻印までコピーしてあり(←^^;)向こうの業者も本物とコピーの区別がつかないらしい
 5.でも安くするけど、いいの?
とのことでした。

彼も私の影響で「メッキのLM−5」を欲しがっていたのですが、これを聞いてシルバーポリッシュの LM−5を国内で買っていました。
「アメリカ人って、変なところで細かいんだぁ〜」とのんきに話を聞いていましたが、私のブレイトンも 上のことからすると、コピーの可能性があるのでは?という心配も出てきちゃいました。
ま、お金を払って手元にきちゃいましたし、後戻りは出来なくなってしまったので「これは本物!」と 思い込むこととします。
その昔、雑誌・デイトナ誌が創刊したてのころ、テリー伊藤(そのころは「伊藤輝夫」氏でしたが)氏が コラムで言っておられました。
「もう戻れない。その姿が美しい」
これって今の私のことかしらん?と思いつつ、「ホイールの裏側まで丸見えだから裏も洗わないとねぇ・・・ LMもスポークの部分を洗うのが大変だったけど、これも違う意味で大変そう・・・・・・」と思うなりきん ボブでした。

今回はかせたホイールは9J−19、オフセットは+20、タイヤは4本とも245/35−19です。
私の予定ではツライチにはならないものの、リヤはいい具合になるはず。
次回は実際にホイールをはかせての結果をレポートいたします。


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