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第30話 「きゃーー!漏れ漏れじゃー!そのてん末は?」
(作成:1999年10月24日 改訂:1999年11月3日)
(TEXT : 浪花の恭平 / E34 ALPINA B10-3.5/1 )
1.冷却水(LLC)漏れ発生。
実は、これはまったく本人は気が付いていませんでした。(^^;)
我が家の駐車場は立体式で、床部分が鉄板です。
その為、恭平号から滴らす「液体」は、夜間に蒸発する水以外はほとんどすぐに気が付きます。
これまではエアコンによる除湿水がドレンから吐き出されているだけでした。
余談ですが、本当に吐き出しています。エンジンを切ったら「シュシュシュッ、ジ
ューー」てな感じです。
ドレンホースの位置が悪い為、マフラーに排水がかかっているのでしょうか?
で、本題ですが、
以前より赤茶色の液体が鉄板の床を汚す様になり、さわってみると、ありゃりゃオ
イルじゃないですかー。
まいったなーてな訳でさっそくディーラーへ入院です。
そしたら、
『オイル漏れよりもウォーターポンプの方がやばいですよ。』
との事。
ありゃー!もうすぐ3周年オフミなのに!(この記録は99年9月14日のものです。)
取りあえず、ウォーターポンプを交換してもらいました。
ちなみに、E34では、ウォーターポンプは“消耗品”だそうです。(^^;)
また、ついでに、オーバークール気味(うらやましい人、います?)だったので
(真夏の渋滞時でも、ヒートゲージは1/4位を指していました。)その旨を告げ
ると、以前に交換したサーモスタットバルブの部品不良と言う事で無償交換しても
らえました。
ここで余談その2ですが、ALPINAの場合、パーツ不良で無償交換の場合、車
検証のコピーを添付する事が必要だそうです。(E34との共通パーツなのに何か変ですね。)
修理時にコピーを取り忘れたらしく、後程電話があり、FAXにて送付しました。
尚、オイル漏れの方は緊急性が無いとの事でしたので、3周年オフミ後に修理する
事とし、部品予約をしておきました。
2.オイル漏れ修理。
3周年オフミより帰って来たその足で、ビルフラR−2000(ビルシュタイン
・エンジンフラッシュサービス)及びオイル・エレメントの交換を行いました。
尚、ビルフラについてのレポートはここでは省略致します。
その直後より、漏れるオイル量が増えだし、緊急入院の必要性が出てきました。
どうも、ビルフラにより、溜まっていたスラッジが洗浄され、それが逆に漏れを進
行させてしまった様です。(もちろん、はっきりした根拠は有りませんが。)
ディーラーにTELを入れ、早速入庫。
その時点での診断及び修理内容は、
○シリンダーヘッドリヤエンドカバーよりOIL漏れ。
○ミッションリヤシールよりOIL漏れ。
と言うものでした。
あちゃー!エンジンOILだけじゃもの足りなくってミッションOILもかい!
恭平号は巷で有名なガラスのミッション(ZF4速)を積んでいるのに...。
朝1番に入庫し、翌日午前中に引取ってきました。
これでOIL汚れともおさらばじゃ、と思いその翌日、車庫から恭平号を出してみると、
『な、なんじゃーー!OILがこぼれとるぞー!』
ちょっと頭に血が昇りましたが、ここは元祖良識派の恭平君、ちょっと冷静に無い
頭で考えました。
ひょっとすれば、修理後、スチームをかけてなくて、前に漏れていたOILがこぼ
れたのかも。そうだ、きっとそうに違いないと早速確認をディーラーに入れると、
『いえ、スチームは掛けています。お手数ですが、もう一度入庫させて下さい。』
との事。
不安にかられ、そのまま入庫しました。
点検中は店の2階でコーヒーをよばれていました。
しかし、いつ行ってもここ(ディーラー)の受付?の方は感じが良いんです。イラ
イラな気持ちが和むんですよね。
色々、ディーラーの不評を聞く中で、ホッとするひとときです。
しばし待つこと30分。
『すみません。ミッションのフロントシール部分からも漏れがありました。』
『えーー!この前直したんじゃぁ、あ、この前はリヤシールか?!』
『見落としか、もしくはリヤの漏れを止めたので、フロントに廻ってきたのかもしれません。』
『で、すぐに修理可能なの?』
『部品はすぐに入りますが、ミッションを降ろさなければいけませんので、一日入院させて下さい。』
あーーあ、また入院です。キャーー!...意味の無い悲鳴でした。
でもミッションを降ろすって、大変な作業じゃない。工賃は...。女房に何と言おう...。(^^;)
ま、これで漏れともおさらば出来るのならと思い、清水の舞台から飛び降りたつも
りで(チョットオーバーですが)修理をお願いしました。
で、退院当日にディーラーよりTELが...。
ん、ん...何か様子がおかしいぞ?!
『ミッションを降ろしてみましたら...』
『おいおい、ミッションがアウトなんて言わないでよ...(心の中です。)』
『エンジン側のクランクシャフト側からもOILにじみが発見されました。』
『あーー、助かった。でも、じゃ、フライホイールも外すの?』
『そうです。でもミッションを外したついでですので、比較的簡単に出来ます。』
『あ、じゃあ、お願いします。ついでだよね?』
『は、はあ、安くしときます。』
と言う事でOIL漏れは一件落着です。
翌日、車庫から出た恭平号の後には...鉄板の上には...何にも有りませんでした。(^^)//
以下はその修理明細です。
【99,9,14】
○ウォーターポンプ交換
部品代(本体+ガスケット):¥12,150
工賃:¥12,000
【99,10,11】
○オイル漏れ修理
エンジン側
部品代:
リヤエンドカバーガスケット¥310
シリンダーヘッドカバーガスケット¥2,600
ロッキングワッシャー¥180
工賃:¥11,200
ミッション側
部品代:
オイルシール¥1,450
ロックプレート¥170
工賃:¥13,600
【99,10,14】
○オイル漏れ修理(再)
エンジン側
部品代:
オイルシール¥10,200
ボルト(8本)¥2,240
O−リング(2個)¥140
工賃:¥34,400
ミッション側
部品代:
トルクコンバーターシール¥1,200
マニュアルシフトバルブシャフトシール¥500
A/Tオイル(4L)¥6,400...げっ、結局オイルが入れ替わった。大丈夫?
工賃:¥1,600
総額、¥110,340−となりました。もちろん税抜きです。(−−;)
ここから、若干の値引は有りましたが...。
尚、この間、上記作業の他に
フロントフォグライト接触不良修理、排気温度警告ランプ直結の作業をついでにや
ってもらいました。
これはどちらとも¥0でした。
いやーー、オイル漏れって本当ーーに高く付きますね。特に工賃が。
でも、【オイル漏れを気にする人は、欧州車に乗るべからず。】って、ことわざ?
もある様ですが...。
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