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第45話 「最初の1年−防犯装置おたっきーずの巻−」

(作成:2000年7月11日 改訂:2000年7月12日)

(TEXT & PHOTO : Nobuta-S / E34 525i )


ついに、念願の‘91E34525i−24Vを手にした筆者が、最初に気になった ことは、アルミホイールのセンターのプロペラマークが黄ばんでいた事でした。
センターエンブレム交換(@510円×4=2,040、プラス工賃1,600円)これが、 最初の買物でした。
だってバイエルンの青い空白い雲なんでしょう!?
黄ばんだ雲じゃあ絵にならない!

それからはせっせと磨いて、磨いてそりゃあもう、大切に扱いました。
M5の事はもちろん知ってましたよ!
でも、新車価格1,200万円ですよ〜!
夢、また夢! 夢は心の中にそっとしまっておく方が幸せ! と考えました。

アプルーブドカーは1年、走行距離無制限で保証を受けられますので、なんかおか しなところはないか、それこそ車に乗ったら、オーディオも聞かなきゃ時々は窓を 開けて525の発するあらゆる音に耳を澄ませた1年でした。

そうして大切にしていた525ですが、購入後僅か5ヶ月、妻実家の私道に止めて、 クルマに戻ってみると、なんとフロントフェンダーからフロントドアにかけて10円 パンチが!!
だ、誰だやったやつ出てこい!!
あまりの悲しみはやがて怒りとなりそれから、何かいい防犯装置はないか?
来る日も来る日も防犯装置の研究に明け暮れ
・・・私はすっかり防犯装置おたっきーずとなりました。

だって、妻実家に行かないわけには行かないし、行ったらまた狙われるのは必定!
何の対処もせずにまた大事な525をまだ見ぬ犯人の前にさらすほど私はお人好し ではない!!

そうして、私なりに得た結論は、

 1.防犯装置が付いている事をアピールする。
  (牽制)

 2.金属があたった程度で感応するものでないと10円パンチ対策にはならない。
  (犯行の察知)

 3.誤作動を踏まえれば、複数取り付ける方が良い。
  (複数作動による威嚇)

 4.あまり犯人を逆上させない音色が良い。
  (犯行の中断)

 5.フェンダーとドア1枚の板金塗装代10万円以内で装着できる事。
  (合理的対価)

でありました。

アピールするために太陽電池で充電され、夜間LEDが点滅するものをリアドア両 サイドと、リアパーシャルトレイ部に取り付け、それからハンドルに固定するとL ED2個が交互に点滅し、一定の振動を感じると110dbの電子音と、ストロボが点 滅するものを1つ、ドアおよびトランクにセンサーパッドを装着し、ボディに金属 性の「カチン」という振動や、ドアノブを引く事で室内灯が点灯する事による「電圧 変化」に感応し、手もとのポケットベルを鳴らすタイプを1つ、さらに、ボディ・タ イヤの振動と電圧変化に感応し、110dbの「ピヨピヨ音」を発生するタイプ以上 まとめて約10万円を取り付け、それから板金塗装に出しました。

その結果、また妻実家に遊び行った時でした。
まず手もとのポケベルが「ピピピピピ」となりました。急ぎ外に出てみると全ての 防犯装置が作動し、「ピヨピヨ」「ぴかぴか」「ピュルルルル」と大騒ぎ。
そしてその側に立ちすくむ犯人。
ご近所の方でした。
でも、今回は未遂だし・・・防犯装置のお陰!!・・・前もその人だという証拠もないし、 不問としました。
もちろん、それからは被害はなくなりました。

しかし、過信は、禁物。
シロウトさん相手なら充分機能する防犯システムですが、横浜中華街では、まいりました。
何と、山下公共駐車場では、防犯装置をかいくぐり、鍵も壊さずガラスも割らずなんと サンバイザーに挟んであった「高速券」だけしっかりとられました。
プロの手にかかっては、どうにもならないですねー。

今回は、あまりM5に関係ありませんでしたが、10円パンチくらってちゃ、 ドレスアップも何もあったこっちゃ無い! と、いうことで・・・!

写真は、
 左:リアパーシャルトレー部に装着した、警報送信部
 右:エンジンルーム内に装着した電子警報発生部


Nobuta-S  Nobuta-S


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