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第1話 「購入までの道のり−納車&!?」

(作成:1998年10月21日 改訂:1998年11月11日)

(TEXT : 福田 / E46 318i )


<購入までの道のり>

E34 525iのODOメーターが9万kmを超えた去年ぐらいから、メンテナンスしながら このまま乗りつづけるか、あるいは買い替えるかということで悩み始めました。


1 メンテナンスをしながら乗りつづけると?

ATが弱いというSOHCのE34。乗りつづけるとしたらいずれは交換が必要。
そのために約70万円ぐらいかかるとのこと。さらに、エンジンのOHやブッシュ類の 交換を行うと総額200万円近くになるとのこと。
ここまでやると新車同様に蘇るのだけれど、 そんなにかかるのだったらと車探しを始めました。


2 車探し

始めに考えたのは、E39 525i。
しかし、中古でも予算オーバー。
そこで、国産車でE34のような良いFRの4ドアセダンないかと探し始めました。

まず始めはトヨタ アリストでした。
NAでしたが、3リッターなのでトルクも十分。
豪華装備と静かな走りで高級感があります。
しかし、ブレーキのきき始めが遅く、ちょっとふわふわした乗り心地が不満でした。
やはりE34はバランスがとれたすばらしいスポーツセダンだと勝手に納得して、 すっかり購入意欲が失せて半年ほど経ちました。
しかし、定期点検を行い再びメンテナンス費が気になってきました。

ここで、次に試乗したのがトヨタ プログレのNA2.5リッターです。
コンパクトなボディにちょっと大きめのエンジン。
見た目に反し(!?)ハンドリングも良くきびきびと走れました。
ちょうど3シリーズのようなパッケージングで、装備は非常に豪華。(豪華装備に弱いんです。)
とても良い車でした。
しかし、ちょっとデザインが年長者向け。
秋に同じプラットフォームのスポーツセダンが出るということで、プログレは保留といたしました。

お次は、日産スカイライン。2.5リッターのターボとNAの両方を試乗しました。
ターボもNAも十分過ぎるぐらいのトルク。(馬力を感じるほどのスピードは出せませんでした。)
ブレーキは制動力のコントロールが行いやすい非常に良いものでした。
しかし気になってしまったのは、車としての薄っぺたさというか、安心感。
車体剛性にこだわったということで、非常に期待していたのですが、ちょっと試乗しただけでは、 さっぱりわかりませんでした。
剛性は高いのかもしれないけれども、気密性が悪いのか何か安心感を感じない。

そして最後にNew3シリーズ。
今か今かと発表をまっており、始めて見るときはどきどきでした。
しかし、見ただけでは大きさしかわかりません。
後日すぐに318iの試乗に出かけました。
試乗しての第1印象は、1.9リッターながらも(SOHCの525iより)トルクフルで、 出足もなかなか。
ブレーキも何の不安感も無く、剛性感も十分。
E34と比べて全く遜色無いと感じました。

さて、どれにしましょう!?
E39を含め今まで試乗したものをさらに1順ぐらい試乗しました。
そして最後に出した結論は、「やはりE34は良い車だ!」でした。
しかしこれでは、振り出しに戻ってしまいます。
今後のメンテナンスのことを考えて、改めて買い替えを決断いたしました。
しかし、BMW以外はどの車に乗っても、「E34と比べるとブレーキがちょっと甘い」とか、 「剛性感がいまひとつ」とか、「ふわふわ感が嫌だ」とか違うところばかりが気になって しまいます。
最新の車はどれも良い車だと思いますが、BMWに5年以上乗っており、すっかり趣味嗜好 がBMWになってしまっておりました。
そこで、E34と比べても全く遜色の無かったE46 318iを購入することにしました。
E34が白だったので、購入したのも白。
BMWではあまり見ない色ですが、似合う色だと思っております。
タイヤを205/60R15のアルミホイールに換えた以外は、全くのノーマル車です。



<納車&!?>

先日の土曜日が納車でした。
今までお世話になったE34と妻と二人で記念撮影を行い (営業マンの松本さん撮影ありがとうございました)、お見送りをしました。
(長年乗っていた車と別れるのはつらいですね。次の方が大事に乗ってくれることを期待します。)
さて早速、新車で近所に食事に出かけました。

しかし!5〜6km走ったところで、何かがカラカラいいます。
「あれ!?小石でもタイヤに挟まったかな?」と思い、車を止めてみると まだ、カラカラいってます。
ボンネットを開けるとなんとファンベルトがささくれ立っている!
たまたま、整備工場のすぐ近くだったので、そろそろと走らせていきました。
納車後あっという間に、工場行きでした。

修理結果は、
「ファンベルトを交換いたしました。スポンジみたいなものが挟まった形跡があったのですが、 納車前点検をきちんとやっているので、納車前にそのような形跡はなかったはず。」
ということでした。
半信半疑でしたが、E46のエンジンルームは1.9リッターエンジンには結構スペースの余裕があり、 ファンベルの周りが地面に対して結構大きく口を開けており、とりあえず納得いたしました。
今後も何か飛びこんできやしないかという不安は残りますが、ベルト交換で、 その後は無事に走っております。(まだ2日目ですが)
今は慣らし運転のために急のつく動作は一切行わず、丁寧に乗っております。
しかし、「信号で止まる」、「交差点で曲がる」といった普通の走り方でも、 「思い通りに止まる、曲がる」といった乗る楽しさを感じております。

次回は、ファーストインプレッションを詳しくまとめたいと思います。


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